公益社団法人近畿地区奈良ブロック協議会が開催する第44回ブロック大会「祭りの鼓動が呼び覚ます 大和の魅力は和(輪)の心」が、9月11日、奈良県橿原文化会館とその周辺の広場で行われました。
奈良ブロック協議会は、県内9つの会議所から構成させる団体で、今大会は橿原JCが主管する中、一日盛大に開催されました。
メインフォーラムでは、サイエンスショーを通し防災について学びました。
石巻市出身の阿部清人さんが、東日本大震災の経験などを語りながら、科学実験を用いて、地震が起こるメカニズムや災害を予防する為の知識を子どもたちに分かりやすく説明していました。
県橿原文化会館前の広場では、県内各地から出展されたブースが立ち並びました。
各地のグルメや子どもが楽しめる体験ブースが出展されました。
吉野青年会議所から出展した、番茶を使った商品を全国展開し町おこしに取り組んでいる大淀町商工会番茶プロジェクトのグルメブースです。
人気商品、番茶わらび餅は大人の味覚が楽しめます。
多くの方が吉野の味覚を買い求めていました。
ミネラルが豊富な土地で栽培された濃厚な味が特徴の緑茶も販売されました。
吉野ピンクルエアドームは、一日人気を集め、子どもたちが並ぶ列が途切れることはありませんでした。
ドームの中で飛んだり跳ねたりして楽しめます。
会場で一番目立ったピンクルドームは、吉野のPRに大きく貢献してくれました。
この大会の大きなテーマは地域防災の確立です。
マルシェでは、子どもたちが体験を通し防災について学びました。
消火器の取り扱い体験。
特設ステージでは、子どもたちのダンスなどの発表が行われました。
ご当地アイドルも出演し会場を盛り上げていました。
大会のフィナーレを飾ったのは、吉野青年会議所が世界遺産吉野山で開催する恒例コンサート「桜のシンフォニーin蔵王堂」に出演したこともあるヒューマンノートの皆さんです。
迫力のステージに魅了される観客。
青年会議所の公式復興ソング「未来へつなぐメッセージ」を来場者と歌いました。
復興ソングの歌詞を見ながら練習する来場者。
防災力を高めることに不可欠なことは、地域コミュニティーを深めることです。
復興ソングを大合唱することで、みんなで一つのことに取り組み生み出すことの感動や和の心の大切を感じた第44回ブロック大会は、子どもから大人までが楽しく防災について考え学ぶ貴重な機会となりました。