理事長所信

理事長所信

一般社団法人吉野青年会議所
2026年度理事長
米田 輝久

桃李成蹊

【はじめに】

一般社団法人吉野青年会議所は、1972年10月に創立され、本年度で55年目を迎えます。
これまで諸先輩一人ひとりが吉野地域を愛し、明るい吉野地域の未来のために果敢に挑戦され、様々な運動を展開してこられたお陰で、55年目を迎えることができました。しかし、今年度のメンバー数は最少人数でのスタートとなります。かなり厳しい状況であると考えます。ですが、どんな状況であっても我々は歩みを止めてはならない。状況に応じた最大限の運動を展開しなければならない。一人ひとりの負担が増えるかも知れないが、我々は何をするために青年会議所に入り、社会開発運動に取り組んでいるのか。初心の気持ちを思い出し、事業の本質を見据え、一人ひとりが地域のリーダーとしての覚悟を持って、社会開発運動に取り組んでいくことで地域から必要とされる一般社団法人吉野青年会議所で在り続けられると考えます。明るい吉野地域の未来のために、地域の課題などを積極的に情報収集し、社会開発運動を展開する必要があると考えます。本年度のスローガンを「桃李成蹊」という言葉をスローガンとして掲げました。


魅力のある人、魅力のあるものには、人が集まります。地域から必要とされる一般社団法人吉野青年会議所で在り続けるために、社会開発運動に必死に取り組んでいき、また、青年経済人にどのようにアプローチすれば青年会議所に入会したいと思っていただけるのかを真剣に考え、今後、我々一般社団法人吉野青年会議所の存続のためにも、我々一人ひとりが、魅力あふれるリーダーになることが必要です。そのようなリーダーになれば、自然と同志が集まり、自然と青年会議所という団体に興味を持っていただける。吉野地域を明るい未来に変えたいと、真剣に考えて運動に取り組んでいる青年会議所は、絶対に無くしてはならない団体です。人数が少ないこの状況を真剣に考え、一人ひとりが吉野プライドを持って魅力あふれるリーダーになり、地域に変革を起こせるリーダーへとなることが必要である。そうすれば、青年会議所の存在意義に共感していただき、地域から必要とされる青年会議所で在り続けられると信じています。

【組織が変われば、良循環を得られる】

組織力とは、何でしょうか。人数の多い組織が、強い組織になるのでしょうか。私は、そうでは無いと考えます。
組織力とは、一人ひとりの力が組織で充分に発揮できることを表すと考えます。その力とは、地域を真剣に想い、地域やひとのために尽くすことが重要であると考えます。昨年度、ブロック大会を主管で行いました。 12名という少人数のなか、吉野山の全体を使った、決して規模の小さいとは言えないブロック大会を無事に終えることができました。この経験は、我々の自信に繋がり、一人ひとりの力が確実に大きいものであると確信に繋がりました。

ですが、我々一般社団法人吉野青年会議所の組織力は、もっと上を目指せると考えます。一人ひとりが地域のリーダーとして果敢に挑戦し、時には議論し、切磋琢磨しあえる関係性を築きあげ、一人ひとりが魅力溢れるよしのびとになれば、自然と盤石な組織になれると考えます。まずは、組織の礎をしっかりと築き上げ、魅力溢れる一般社団法人吉野青年会議所を目指しましょう。そのためには、事業の本質を見据え、基本を忠実に全力で取り組みましょう。

議案書の作成、委員会の運営、理事会に向けての取り組み方、事業に挑む姿勢など、諸先輩方から教わってきた一つひとつを全力で取り組む姿勢を忘れずに行なっていきましょう。その誠実な姿勢が、地域から必要とされ、我々の価値が高まります。 また、その誠実な姿勢が、ひとに影響を与えることになります。地域を真剣に想い、社会開発運動に取り組み、地域やひとのために尽くす。我々の運動で、まちとひとに良循環を与えていきましょう。

【未来のよしのびとに継承】

私は、吉野地域で育った訳ではございません。大阪で30年間を過ごし、吉野地域に来て8年目になります。まだ、地域を語るには浅い年月かも知れません。ですが、私は吉野地域を心から愛しています。残された青年会議所での時間を、この吉野地域、ひとのために尽力したいと思えた内容の一つが、この吉野地域全体が、 人情味あふれる地域であるということ。地域を歩いていると、自然と挨拶をしてくれる。隣の家からは、「野菜が採れたから食べて」といただける。子どもたちが、自然あふれる地域ですくすくと育っている。皆さまからしたら、当たり前かも知れません。ですが、私からしたら新鮮で驚愕を受けました。

吉野地域の魅力の一つは、人情味あふれる、ひとであると考えます。 また魅力であるのは、ひとだけでは無く、 他所から見た魅力が吉野地域の本当の魅力なのかもしれません。 地域から離れることなく暮らしていると、 地域の魅力がずっと側にあり、その魅力の存在が当たり前だと感じることで、 新しい環境を求め、 地域離れなどといった問題に繋がっていると感じます。

この吉野地域には、 世界遺産があり、日本一と言われている桜の名所があり、吉野檜、吉野杉、吉野葛などといった自然、文化があり、たくさんの魅力があります。この魅力を、当たり前だと感じさせるのではなく、昔から変わらないこの吉野地域の魅力を、我々がしっかりと次世代を担うよしのびとに継承していきましょう。そうすることで、魅力溢れる吉野地域となり、ひとが集まり、活気溢れるまちになると信じています。まちを変えるのはひとであり、吉野地域の未来を想い行動をするよしのびとが増えることで、自ずと地域は良くなると信じています。まずは、我々が吉野地域を想い行動する。そして、吉野地域の魅力を未来のよしのびとに継承しましょう。

【誠実な姿を発信し、拡大へと】

我々、一般社団法人吉野青年会議所の運動は、地域のひとに周知できているでしょうか。我々は、まず地域から必要とされ続ける団体でなければならないと考えます。地域から必要とされるから我々の存在意義があり、行政や地域団体、そして地域のひとと連携することにより地域の課題と向き合える。そのためには、まずは我々の運動を発信する。

青年会議所が何をしているのか分からない、という意見を聞くことがあります。何をしているか分からない団体に、入会したいと思う方が居られるでしょうか。何故、地域やひとを想い社会開発運動に取り組んでいるのに、それが届いていないのか。今、誠実にその問題と向き合っていく必要があります。その問題に立ち向かうには、SNS を使った広報が 1 番有効であると考えます。ですが、今まで通りの SNS の発信方法はただの現状維持である。広報に変革を起こしましょう。事業の内容を SNS で発信することも大切ですが、事業を行うまでの過程や、同志と一緒に壁にぶつかりながらも事業に挑んでいく姿勢であったり、事業を終えた後の達成感であったり、我々の中での、 当たり前である姿を誠実に発信しましょう。我々の当たり前が認知されていないから、何をしている団体なのか分かっていただけていない。先ずは、我々の運動を理解していただきましょう。

また、拡大について各委員会で、意識を高める必要があります。その一つとして、今年度の拡大についての目標を掲げ、行動に移しましょう。候補者リストの更新が、拡大ではございません。我々の魅力を伝え、共感していただく。その共感を得た先に、共に社会開発運動に取り組んでいただける同志となる。簡単なことではございません。ですが、行動は誰でも出来るはずです。先ずは、行動しましょう。足を運び、我々の情熱を伝え、共に運動を展開していただく。 共感を得る為には、我々自身が魅力溢れるひとになり、魅力溢れるひとが集まった団体となることが必要であります。

地域のひとの声を聞くと、 青年会議所はやることが多く、大変だというイメージをもたれているのが強いと感じます。何故、大変なことをして、この団体に居続けるのか。それは、地域のため、ひとのためである。そして、我々の成長にも繋がる。大変な団体であるという伝え方で終わるのでは無く、その先を、しっかりと伝えていきましょう。大変という漢字は、大きく変わると書きます。様々なことに挑戦し、大変を乗り越えることで、ひとは大きく変われる。現状維持は、衰退と一緒であると考えます。 様々な課題に果敢に挑戦し、誠実な姿を見ていただくことで、その姿そのものが、ひとに影響をもたらします。我々の誠実な姿、運動を発信しましょう。そうすることで、地域のひとから必要とされ、また我々と共に運動をしてくれる同志が集まると信じています。我々の運動は、決して恥じることのない運動である。誠実な姿を発信し、自然とひとが集まる青年会議所へと導きましょう。

【55周年を迎えて】

1972年の創立以来、「明るい吉野地域の未来のために」諸先輩は、あらゆる運動を展開してきました。一般社団法人吉野青年会議所を、55年という長い歴史を築き上げていただいた諸先輩に敬意を表します。先ずは諸先輩に、我々が今、青年会議所として運動が展開できていることに敬意を表し、そして諸先輩一人ひとりから青年会議所時代の想いを抽出し、基本である部分をもう一度しっかりと我々が再認識する必要があると考えます。 この紡いで来られた歴史は、60周年、70周年、100周年と引き継いでいかなければならないと考えます。そのために何をするべきか。それを、今真剣に考える一年であると考えます。何故、諸先輩の時代はひとが集まっていたのか。今人数が少ないのは、もちろん経済的な理由や、人口の減少などの理由もあります。ですが、その現状打破するのが、我々青年会議所であります。課題があるなら、課題に向き合い、それを解決する方法を考える。人数が少ないのなら、魅力溢れるひと、魅力溢れる地域になり集める。どんな課題でも立ち向かえば、前に進めることができる。我々、一般社団法人吉野青年会議所は、この数年が勝負の年であると考えます。この少人数で進むことになれば、存続の危機に繋がります。我々、一般社団法人吉野青年会議所は絶対に無くしてはならない。我々が住み暮らす吉野地域のために、 一人ひとりが存続の危機感を持って、行動に移しましょう。一般社団法人吉野青年会議所が在り続けるためには、何が必要なのかを考え、 課題としっかりと向き合っていく。我々は、歩み続けなければならない。歩みを止めてはいけない。大人として、親として、JAYCEE として、責任世代としての覚悟をもって未来に向かって歩み続けよう。そうすれば、明るい未来が切り開けると信じています。さぁ、皆さん未来への挑戦の始まりです。我々の真価が問われます。歩み続けましょう。絶対に大丈夫。信頼できる同志、仲間が居るのだから。メンバー一丸となって全力で前に突き進んでいきましょう。

【むすびに】

私は、吉野地域に来て8年目。私が地域、青年会議所をここまで愛せたのも一般社団法人吉野青年会議所の諸先輩方であります。はじめは、知り合いすら居ない環境でした。毎日仕事が終われば、家族と過ごし、何の環境の変化もない生活を送っていました。ですが、ご縁をいただき一般社団法人吉野青年会議所に入会しました。それからはというと、環境が大きく変わり、知り合いだけではなくかけがえの無い仲間、同志ができました。地域のために、自分の時間を削って、全力で運動を展開する姿に刺激をいただき、私も、自分が暮らす吉野地域を心より愛するようになり、第二の故郷の未来を変えたいと思うようになりました。吉野地域には、若者の地域離れなどといった課題も多くありますが、こんなに人情味のある魅力溢れる吉野地域を絶対に無くしてはならない。地域の未来を変えるのは、青年会議所が必要不可欠であると考えます。真剣に地域課題と向き合い、色々なパートナーを巻き込み、未知なる可能性を信じ運動を展開し続ける。そうすることで、自然とこの地域にひとが集まり、まちが変わる。時代は進化していますが、吉野地域の魅力は、昔から在り続ける。吉野地域を心から愛し、共に運動を展開し続けましょう。まずは我々が手を取り合って円となり、パートナーを巻き込み円を大きくし、吉野地域を巻き込み円を更に大きくし、円の輪を大きく築き上げ、地域の皆が手を取り合って我々の暮らす吉野地域を、明るい地域にしていきましょう。そのはじめとなるのが、我々です。魅力溢れるひとになり、輪を繋いでいきましょう。