五月の吉野山に千本桜 優美な調べと光

吉野青年会議所が中心となり行われる「桜のシンフォニーin蔵王堂」が、5月14日、修験道の根本道場である金峯山寺蔵王堂で行われ、吉野山のシンボル千本桜をイメージしたライトアップの舞台に4組の女性アーティストが登場しました。

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今回のコンサートのテーマは、「~光り輝く未来へ、灯そう優美なあかり~」。

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吉野山のイメージシンボルとなっている千本桜を表現した灯りが蔵王堂の境内に敷き詰められました。

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このコンサートは、神様に音楽を奉納する特別なものです。

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修験者による儀式が厳粛に執り行われた後、雅楽で使われる代表的な楽器、笙の奏者、井原季子さんが登場し、奏でた優雅で幻想的な響きが、神聖な空間に溶け込んでいました。

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大阪出身シンガーソングライター平野里沙さんは、グル―ヴ感のある豊かな楽曲に、その柔らかな歌声を乗せて、会場を一気に盛り上げてくれました。

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午後6時から始まったコンサート。

日が沈むにつれ、灯りで表現された桜が美しく浮かび上がりました。

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橿原市を拠点に活動しているゴスペルグループ「Glow Grow」。

女性が持つ細くてしなやかな声で重ねたハーモニーは、強いエネルギーの中にも優しさを感じさせてくれる大きな波となり、桜の光に包まれた会場に感動を与えていました。

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最後の出演となったメインアーティストは、癒される歌声が多くのマスコミに取り上げられ注目されているシンガーソングライター、丸本莉子さんです。

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淡い桜色の灯りと丸本さんの暖かさを感じるその歌声が訪れた方を魅了していました。

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作家による特産の吉野の木材を使った光のアートも優美な雰囲気を創り出していました。

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吉野のシンボル、桜の風景を舞台で表現した優美なステージは、夜の吉野山の魅力を感させてくれたコンサートとなりました。